自律神経
整えコース

自律神経は末梢神経の一種で全身の器官や内臓の調整を行い、体内環境を一定に保つために働いている神経であるといわれています。
自分の意思とは無関係に働いていることが、自律神経の大きな特徴です。

自律神経には、活動時に働く「交感神経」と休息時に働く「副交感神経」の2種類があります。
お互いがアクセルとブレーキの役割を担い、全身の器官や内臓のコントロールを行っています。

 

●交感神経

交感神経にはおもに心拍数の増加、血圧の上昇、瞳孔の拡大、消化液の分泌減少などの役割があります。

 

●副交感神経

副交換神経には心拍数の減少、血圧の低下、瞳孔の縮小、消化液の分泌増加などの役割があるといわれています。

「自律神経が乱れる」とは、おもにストレスの蓄積が起因となり、交感神経が優位になった状態が続くことをいいます。
ストレス以外にも、ホルモンバランスの影響も考えられるため、「女性の更年期」にも自律神経は乱れやすくなるといわれています。

自律神経は全身の器官や精神面のコントロールを担っているおり、バランスが崩れると心身の不調につながる可能性があります。

具体的には次のような症状が引き起こされるといわれています。

・頭痛
・めまい
・肩こり
・しびれ
・イライラ
・不眠
・不安感
・下痢
・便秘
・生理不順

自律神経調整とは、筋肉の緊張をほぐしたり全身のバランスを整えたりすることで、自律神経への刺激を緩和する施術です。
施術はおもに「手技」と「電気施術（電気刺激によるマッサージ）」によって行われます。
揉みほぐしはリラクゼーション作用もあるため、自律神経の乱れを引き起こす原因となるストレスの緩和も期待できます。

●頭痛、めまいの緩和

自律神経調整では、副交感神経の働きが促されます。
首まわりの緊張がとれ、頭部への血行が改善されることで頭痛やめまいの緩和が期待できます。

 

●目の疲れの緩和

自律神経調整によって首やこめかみ付近の緊張がとれると、眼精疲労の緩和が期待できます。
とくに後頭部付近の緊張は、神経や血管の圧迫によって目のまわりの重だるさや頭痛につながりやすいため、緊張をほぐすことが症状の改善にもつながるといわれています。

 

●不眠、疲労感の緩和

副交感神経が活性化され、自律神経のバランスが整えられると精神的にも落ち着きやすくなります。
全身がリラックス状態になるため、不眠や疲労感の解消に効果的であると考えられています。

 

●姿勢の改善

自律神経調整で副交感神経が活性化されると、身体の緊張がとれて背筋が伸びた正しい姿勢をとりやすくなります。
正しい姿勢により呼吸が深くなり、脳への酸素供給量が増加することから集中力の向上も期待できます。

精神の状態と姿勢は大きく関連していると考えられています。
人はストレスを感じると、防御反応として背中が丸まってしまいやすくなるといわれているため、適度にストレスを解消することも姿勢を改善するうえで重要なポイントです。

自律神経の不調からくる症状として、

・頭痛
・吐き気
・目まい
・動悸
・立ちくらみ
・冷え
・下痢や便秘
・だるさ
・不眠・疲労感
・イライラ・不安感
・うつ症状

などがあり、内蔵や脳・精神的な部分などさまざまな症状が現れるといわれています。

原因として持続的なストレスが挙げられ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで発症してしまうと考えられています。

ストレスは精神的なものだけではなく、慢性的な疲労や不摂生な食事、不規則な睡眠なども含まれ、とくに首・背中まわりの筋肉が固くなり血行不良を起こすこともストレスの一つであるといわれています。

首肩まわりには多くの神経が通っており、その中には交感神経も含まれています。
硬くなった筋肉が交感神経を刺激することで、血管が収縮し頭痛・めまい・吐き気につながる可能性があります。

ほかにも呼吸や消化、視力など自律神経がコントロールしている部分にも影響が現れる場合があります。
その影響で内臓機能が落ちた結果、さらに自律神経が崩れるといった悪循環に陥る可能性もあります。

当院では現在出ている症状をお伺いして自律神経へのアプローチを行い、頭痛や目の疲れ、呼吸が浅い、不眠などの症状を根本的に解消するために電気療法とマッサージによる施術を行っております。

さまざまな身体の不調やお悩みに対し一つひとつ原因をみつけ出して、より良い身体作りのお手伝いをさせていただければと思います。